
弊社の松尾が書き下ろしたFileMaker Server カスタムWeb公開の基本「XMLリクエスト」の基礎がわかる活用ガイドが、2008年10月27日に発売されました。
本書は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開機能について解説したもので、XSLTスタイルシート開発の基本から便利なTipsまでを、平易なサンプルコードをまじえて紹介しています。
約3年ぶりの改訂にあたって、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedに対応した内容となっています。この機会にぜひお求めください。
著者からのメッセージ
FileMakerのXSLTを使用したカスタムWeb公開機能について解説した書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」を2005年11月に発行してからもうすぐ3年になります。
FileMaker 7でカスタムWeb公開機能のすべてが様変わりし、CDMLが廃止されてXSLTが導入されましたが、XSLTはCDMLほどFileMaker Proのユーザー層には広く受け入れられなかったようです。FileMaker Server 9でPHPが正式にサポートされて状況が変わった今、XMLやXSLTについて解説した書籍を必要とする方は以前ほど多くないかもしれませんが、バージョン9で正式に導入されたFileMaker API for PHPも実は内部的にはXMLが利用されています。
FileMaker Proデータベースと連動したWebアプリケーションを構築する手法として、FileMakerによって公式にサポートされている方法以外に、数多くのオープンソースソフトウェアや商用製品が存在します。それらのソフトウェアもカスタムWeb公開のXMLリクエストを利用しているものが数多くあり、PHPやXSLT以外に、オープンソースのスクリプト言語RubyやPython、そしてCDMLのベースとなったLDMLなど、他のWeb技術と組み合わせ使うことも可能です。XMLリクエストはカスタムWeb公開の基本であり、本書で解説している基礎を学ぶことで、他の言語や技術を理解・活用する際に必ず役に立つのではないかと考えています。
読者や関係者の皆さまのおかげで改訂版が世に出ることになりました。あらためて感謝の意を表明すると共に、本書が少しでもFileMaker ServerでWebサイトを構築したい方への手助けとなれば幸いです。
2008年9月 松尾篤/株式会社エミック
本書で扱うこと・扱わないこと
本書ではFileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開の話題を中心に取り扱い、カスタムWeb公開用のXSLTスタイルシート開発において知っておくべきことや役立つ情報を、シンプルなサンプルをまじえて掲載しています。
PHPによるカスタムWeb公開、インスタントWeb公開、ODBC/JDBCデータソース、およびFileMaker Pro 9への移行などの話題については本書では扱いません。
本書で必要となる知識
FileMaker ServerのWeb公開機能を活用するためには、前提として知っておかなければならない知識が広範囲に渡ります。本書では、FileMaker ServerのカスタムWeb公開で用いるXSLTスタイルシートのサンプルを紹介していますが、前提として必要となるHTMLやCSS、XML、XSLTに関する基礎知識や、FileMaker Serverの管理・運用方法の詳細については省略しています。
本書の構成
本書は7つの章で構成されています。
1章ではFileMakerによるWeb公開の基本的情報を取り扱い、Web公開の仕組みや背景、最新情報などを紹介しています。
2章では、FileMaker Server 9をインストールする手順について説明しています。
3章から5章が本書のメインとなる内容で、カスタムWeb公開用XSLTスタイルシートを開発する上で知っておくべき基本を解説しています。
6章ではWebアプリケーションの開発で気をつけなければならないセキュリティについて取り扱います。
7章ではXSLTの機能を拡張する方法について解説しています。
付録では、FileMakerデータベースのエラーコード番号とFileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号のリストを掲載しています。
右に目次と、一部、立ち読み用のPDFファイルをあげておきましたので、こちらもご参照ください。
※本書の内容は原則として執筆時点(2008年9月)のもので、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedのバージョン9.0v3を対象に記述されています。執筆時点以降の状況によって一部の情報が変更されている可能性もありますので、ご注意ください。
※本書は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」(FileMaker Server 7 Advanced対応)に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
※FileMaker、ファイルメーカー及びファイルフォルダロゴは、FileMaker, Inc.の米国及びその他の国における登録商標です。ScriptMakerは、FileMaker, Inc.の商標です。
本書について
FileMaker Server
カスタムWebテクニック改訂版
BNN新社 / 320ページ
価格:3,990円
ISBN:978-4-86100-595-4
目次
第1章 イントロダクション
- 1.1 FileMakerの特長
- 1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類
- 1.3 FileMakerの製品構成
- 1.4 FileMakerのWeb公開機能の歴史
- 1.5 バージョン6以前のカスタムWeb公開との違い
- 1.6 バージョン7以降におけるカスタムWeb公開の新機能と改善点
- 1.7 カスタムWeb公開技術の概要
- 1.8 カスタムWeb公開に使用するソフトウェア
- 1.9 カスタムWeb公開の仕組み
- 第2章 FileMaker Server 9のセットアップ
- 2.1 FileMaker Serverをインストールする前の確認事項
- 2.2 FileMaker Serverのインストール
- 2.3 データベース公開のための設定
第3章 データの取得と処理
- 3.1 Web公開エンジンの情報の取得
- 3.2 データベース情報の取得
- 3.3 データベース処理の実行
- 3.4 オブジェクトフィールドのデータの表示
- 3.5 クライアント情報の取得
- 第4章 出力結果の調整
- 4.1 出力方法の指定と調整
- 4.2 文字列の加工と操作
- 4.3 数値演算
- 4.4 条件分岐
- 4.5 日付と時刻の処理
- 4.6 エラー処理
- 第5章 Web公開エンジンが備える機能の活用
- 5.1 メールの送信
- 5.2 Cookieの利用
- 5.3 セッション拡張関数
- 5.4 ヘッダー関数の活用
- 5.5 ログの利用
- 5.6 その他の機能
- 第6章 セキュリティ
- 6.1 FileMaker Server 9のセキュリティ機能
- 6.2 Webアプリケーション開発における注意点
- 第7章 XSLT機能の拡張
- 7.1 Javaによる機能拡張
- 7.2 スクリプト言語による機能拡張
- 付録
- 付録A FileMakerデータベースのエラーコード番号
- 付録B FileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号



